オカルトカレー Top > スポンサー広告 > ポリバケツの蓋が飛んで中から何かが飛び出してきた。オカルトカレー Top > 洒落怖話 > ポリバケツの蓋が飛んで中から何かが飛び出してきた。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/--(--) スポンサー広告

ポリバケツの蓋が飛んで中から何かが飛び出してきた。

808:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/05/12(土) 13:06:45.17 ID:+rKPkpZ80
ある評論家の講演を聞くために行ったことのない町へ行った時のこと

駅に降り立って携帯で調べた通りに歩いて会場へ向かっていた。
駅前広場からちょっと狭い道へ入ってしばらく歩いた。人通りは思ったより少なかった。休日の昼なのに。
で、突き当たりを左に曲がったんだがその途端、頭の中で「ピキーン」と鳴った気がした。
一瞬立ち止まったんだが、何ともないのですぐ歩き出した。しかし、ちょっとしておかしいと気付いた。人がいない。
自分以外誰も歩いてない。車も通らない。そもそも音がしない。急にだ。少し怖くなったが、かまわず先を急いだ。
でも行けども行けども人がいない。中心部のはずなのに無人だなんて有り得ない。なのに誰もいない。
皆建物の中に引きこもってるのか? と思い本屋に入ってみたけどやっぱり誰もいない。万引きのふりしたら止めに来るかと思って
雑誌を持ち出そうとしたけど普通に出ていけそうだったから戻した。この辺りから本気で怖くなってきた。
809:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/05/12(土) 13:20:14.01 ID:+rKPkpZ80
走って会場まで向かった。そこなら人がいるはず。自分みたいに余所からきた人だって。でもいなかった。
講演の垂れ幕とかもちゃんとあったし、受付もあったけど、誰もいない。中を覗くと広い場内は閑散として空気が固まっているようだった。
俺は途方に暮れた。

また走って来た道を戻った。怖かった。だが今度の恐怖はさっきとは違う。無人なのが怖いのではなく、
無人の街で誰かに会うのが怖かった。こんな異様な状況でも存在できるものがもしいたらと思うと、
背筋が寒かった。
やがて初めて異変に気付いた通りまできた。自然と足が停まった。ゆっくりになる。あの角を曲がれば。
そろそろと右へ曲がる。しかしやはり誰もいなかった。ふとこのまま駅へ行っても仕方がないと思えてきた。
電車が来るかも怪しい。そこまで考えた時、不意に気付いた。携帯を何故使わなかったんだ。急いで出した。

811:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/05/12(土) 13:35:26.25 ID:+rKPkpZ80
圏外かと思ったが、2本立っていた。家へかけてみる。呼び出している。しかしすぐにプツッと切れてしまった。
もう一度かける。だがまたも何度か呼び出し音が聞こえた後で切れてしまった。
回線が切れたというより一度取ってすぐ消したみたいな感じ。他へかけても反応は同じだった。
俺は当てもなく歩いて駅前広場まで戻った。もちろん誰もいない。俺は中央ロータリーに座り込んだ。
涙が出そうになった。どのくらい俯いていただろうか。ふと耳に誰かの足音が聞こえてきた。
ビクンと跳ね上がるように立ち上がった。周りを見渡す。自分が来たのとは反対方向から誰かやってくる。
見たところ男性のようだ。片手を耳に当てている。携帯のようだ。30分も前ならホッとしただろうが、今はぞっとした。
逃げたかった。だが足が動かない。男はどんどん近づいてくる。年は中年くらい。ポロシャツに黒のズボン。
こっちを見てニヤニヤ笑っている。俺は必死に足に動け動けと念じた。もうダメだ。

812:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/05/12(土) 13:41:19.51 ID:+rKPkpZ80
男が話しかけてきた。
「あーいたいた。はいご苦労さん」
電話の相手に行ったのか? 男は携帯をしまおうとした。その瞬間足が動くようになった。俺は走った。全速力で走った。
「おいこら待て!」
男は追ってきた。しかも早い。声がすぐ後ろから聞こえる。
「何やってんだ止まれ!」
怒鳴りつけられて足が弱まる。ヤバい追いつかれる。例の角を曲がった。今度は右へ。
途端にポリバケツにぶつかった。俺だけ転んだ。すぐ後ろには男が。
「面倒かけるなよ。こっちも大変なんだから」
若干目が血走っている。終わった。俺は最期を予期した。

815:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2012/05/12(土) 13:51:27.75 ID:+rKPkpZ80
その時ポリバケツの蓋が飛んで中から何かが飛び出してきた。
寺生まれで霊感が強いTさんだ。
Tさんは勢い余って盛大に倒れ込んだ。男は素早く下がって避けた。だがそこは寺生まれで霊感の強いTさんのこと、
すぐに埃を払いつつ立ち上がった。
「破ぁッ!!!」
裂帛の気合いと共にTさんの掌から凄まじい光線が放出され男を貫いた。
「ギャアアアアアアア……」
断末魔の悲鳴を上げて男は消滅した。

呆然とへたり込む俺にTさんは言った。
「危なかったな。あいつは触った人間を別世界へ飛ばしてしまう恐ろしい奴だ。
ずっと追っていたが中々尻尾を掴めなくてな。囮になってくれて助かったよ」

やっぱり寺生まれってすごい。
側に停めてあったママチャリで去っていくTさんの後ろ姿を眺めながらそう思った。

816:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2012/05/12(土) 14:38:25.09 ID:teWKMEY0i
>>815
え?

817:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2012/05/12(土) 14:57:53.50 ID:2Pp1FQJS0
久々にTさんネタ見た

818:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2012/05/12(土) 16:10:12.01 ID:cEjBXdYX0
Tさん、警察に捕まった回数も半端ないな

819:本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2012/05/12(土) 17:08:24.16 ID:WPZ7LpSy0
クッソ…期待してしまった!


   a6778f69.jpg

元スレ:
 死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?294
 ttp://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1335780488/


アクセスランキング amazon
関連記事

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
【トラバURL】http://okarutokaree.blog.fc2.com/tb.php/63-7be44ee9
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
まとめtyaiました【ポリバケツの蓋が飛んで中から何かが飛び出してきた。】
808:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/05/12(土) 13:06:45.17 ID: rKPkpZ80 ある評論家の講演を聞くために行ったことのない町へ行った時のこと駅に降り立って携帯で調べた通りに歩いて会場 まとめwoネタ速neo[2012/05/15 13:19]




 

最新記事

最新コメント

タグ一覧

RSS

カテゴリ

リンク

メールフォーム

 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。